不眠症と寝汗には関係があった？

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不眠症の症状の中には、寝汗を大量にかくということが挙げられます。

たとえば、ぐっすり眠れないと思ったら、大量に汗をかいていたなんて人はいませんか？

かくいう私も、不眠症だった頃には、寝汗をたくさんかくことが多かったです。

眠ろうにも眠れない、どうしよう・・・と思っていて、ふと気づいたら大量の汗が体から噴き出していました。

不眠症の方なら経験された方も多いでしょう。

寝汗の量が多い時には、夜中に起き上がって何度も着替えていたこともあるほどでした。

ほとんど眠れないまま朝起きていましたので、めまいや頭痛などを伴うことも多く、昼間は強烈な睡魔に襲われていました。

実は、そんな不眠症と大量の寝汗には関係があったのです。

ここでは、不眠症と寝汗の関係性についてご説明します。

不眠症になると寝汗がたくさん出る原因は何でしょうか？

まず、通常、寝ているときにはコップ1杯、つまり200mlほどの汗をかきます。

夜眠るときに、それ以上の汗をかいている人は、何かしらの体の不調があると考えられます。

ちなみに、寝汗は不眠症の方にはとても多い症状です。

人間は、眠りにつくときには体温を下げます。

しかし、うまく体温が下がらない場合、脳が眠りにつくために体温を下げようとして、大量に汗をかくのです。

つまり、大量の寝汗は、脳が睡眠の状態に切り替わっていないことで、体温が下がらないための症状なのです。

うまく脳が睡眠の状態に切り替わらないため、なかなか眠りにつけず不眠症にもなりやすくなると言えます。

不眠症で眠れない状態が続くと、脳はさらに体を冷やそうとして寝汗を出すよう指令を出します。

そんな大量の寝汗をかくことで、さらに睡眠の質は下がり、慢性的な不眠症となってしまうのです。

不眠症と寝汗を改善するには、どうすれば良いのでしょうか？

体温の調整と脳の睡眠の状態の切り替えには、自律神経の中の交感神経と副交感神経の切り替えが重要です。

交感神経は目を覚ましてくれて、副交感神経は睡眠を助長させてくれます。

そのため、日中はしっかりと交感神経を活発にしておいて、夜に副交感神経を活発にさせることが重要です。

日中に交感神経を活発にさせるためには、適度な運動が必要です。

ウォーキングやジョギングなどで体を動かし、適度に汗をかいて、交感神経を活発にしましょう。

私の場合、20分〜30分のウォーキングを習慣的に取り入れるようになってから、徐々に夜の寝汗は引いていき、不眠症の症状が治まって来た経験があります。

また、副交感神経を活性化させるために、夜にはアロマをたいたり、リラックスする音楽を聴いたりするのもおススメです。

眠る時にうまく体温を下げるために、ぬるめのお風呂にゆっくり入って、リラックスしつつ体温を上げる工夫をしましょう。

就寝の1時間前くらいにお風呂に入って体温を上げると、入眠時に体温が下がりやすくなります。

熱いシャワーだと、交感神経を活発にしてしまうので、注意しましょう。

日中の適度な運動とお風呂で汗をかくことは、寝汗の量を減らせるだけではなく、不眠症の改善にも効果的です。

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